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ポニ家の食卓〜旅行のときの親子ごはん〜

もうすぐGW。今年は里帰りや連泊の旅行を計画されている親子も多いのではないでしょうか。旅先での楽しみの一つは、「食べる」こと〜。でも、小さな子どもを連れての旅行で頭を悩ませるのも「食べる」こと〜。離乳食中の子どもに何を食べさせたらいい? 持っていくと便利なものは? 事前準備が苦手、旅行はいつも無計画(宿は予約するよ)なポニが、家族旅行のときに意識している食のお話を書きます

記事:オヤコノ ポニ🍙 自己紹介
ハピネス保育園給食リーダー・国際中医薬膳管理師・二児の母
毎日の家のごはんはシンプルが一番。とくに子どものためのごはんは、「火を通して、塩をふっておけばよかよ!」と信じています。休日は親子で居酒屋ごはんが楽しみなのんべえかーちゃんです🍻

 

せっかくの非日常なんだもの〜
とりあえず細かいことは、いいっちゃな〜い👍

わが家はよく旅行をする親子です。明日から連休だなとなったら、夫が「ねぇ、おかーさん。海とか、温泉とかに二泊ぐらい行きたいね〜」とこちらの返事を聞く前にサクサクと宿(主にキッチン付きのゲストハウス)を検索しはじめます。子どもたちは大よろこび。私はというと、ちょっと面倒くさい気持ち。でも、行けば絶対楽しいのはわかっているので、ヨッコラショと重い腰をあげて荷造りをはじめるのです。

6歳と10歳の子どもたちは、もうほとんど大人の手を借りずに旅支度ができるようになりました。出発までがずいぶんスムーズになった〜。思えば、上の子が2歳くらいまでの荷造りは結構気を遣ったもんです。オムツは何枚? 水遊びするなら水着や靴の替えもいるな。移動中に退屈しないように絵本と折り紙も持っていくか。そんなこんなでバッグはパンパン! 長男が離乳食を食べはじめた頃は、さらにお米とか、出汁とか、基本的な調味料と調理道具まで持っていっていたんですよ〜。よーがんばっとったね、あの頃の私。

でも、どこかのタイミングで食事系の荷物をがんばるのをやめました。

だって、旅行やん。非日常を楽しみたいやん。せっかくはるばる足を伸ばしとるのに、私ったら、ずっと台所に立ってるやん。離乳食のことで頭がいっぱいやん。普段はシンプルごはんでしっかりおなかを育てとるんやけん、この2〜3日くらい食生活が乱れるのも、よかよか! 芋と米をしっかり食べとるうちの子やもん、大丈夫!

そう思えるようになってから家族旅行を楽しめるようになった気がします。それまではただの“移動”だったな。“いつもと一緒“が安心な年頃のわが子にできるだけいつもどおりの食環境を守ってあげたかったからなのだけど、そのせいでグッタリ、イライラしている”いつもと一緒じゃないかーちゃん“になってました。

それからは、現地の飲食店や道の駅、ときにはコンビニも利用しながら、旅ごはんを親子で楽しんでいます。

 

とはいえ気になるわが子のごはん
4つのポイントを押さえておけば、いいっちゃな〜い

 ポイント1・食事時間が自分たち次第にできる“素泊まり”タイプの宿を選ぶ

宿泊にセットになっている食事は時間が決まっていることが多いですよね。子どもが指定時間前後におなかが空いてしまったり、眠ってしまったり、せっかく用意してもらった子ども用御膳を残してしまったりが私は気になるので、基本的にはキッチン付きのゲストハウスを利用しています。キッチンが備わっていると現地で買った食材を調理できるのがいいところ。子どもの腹時計を無視せずに、食べたいものを、食べられる量だけ楽しめます。
キッチン付きの宿が見つからない場合は素泊まり&外食にします。部屋の電気ポットのお湯を使ってインスタントのみそ汁を溶かし、一緒に道の駅で買ったおにぎりやお惣菜を並べて部屋ごはんにすることもあります。ビジネスホテルの狭い空間で親子4人ギュウギュウで食卓を囲むのも、案外楽しいですよ。

ポイント2・子どもの食器を持っていく

大人にとっての旅行は楽しいものですが、小さな子どもにとっては「イツモト イッショ ジャナ〜イ!」と不安感じるものでもあります。ですので、子どもの身の回りのもの、とくに子どもが直接使うものは“いつもと一緒”の方がいいと思います。「アレ? コノゴハンハ  イツモ  オウチデ  タベテル  ゴハン…ジャナイ?」と感じても、いつもの使い慣れたお皿やスプーンがあることでホッとして、食べてみようという気持ちにつながるのではないでしょうか。
食器全部を持ち出す必要はありません。私は、お皿1枚、スプーン、小さなコップを巾着に入れて携帯していました。

 

いつものお皿にラーメンとチャーシューをのせてます

割れないかちょっと気は遣いますが、磁器のお皿を持っていきます。重さがある分、テーブルで滑りにくく、食べこぼしが少ないのです。手ぬぐいはランチョンマットやスタイにしたり、食後のお皿の拭き取りに使います

子どもが自分でも持てるように持ち手つきの巾着に入れています。ビニール袋も2〜3枚入れとくと何かと便利
ポイント3・手抜きの罪悪感!?を和らげてくれる“お守り食材”を持っていく

「食生活が2〜3日乱れるくらい、よかよか!」と言っておきながら、やっぱり食材の偏りとか、健康面とかが気になる親心。それと、二日目の夜ごはんあたりから、「ずーっと人任せのごはんで、自分は呑んだくれてて、親としてよかっちゃろうか・・・」と思ったり、思わなかったり。その気持を救ってくれる“お守り食材”(ポニにとっての)を紹介します

【海苔】

おにぎり、ラーメン、焼きそば、うどんなど、炭水化物のオンパレードになりがちな旅ごはん。そこにパラリと海苔が追加されるだけで、あら〜、なんか健康的な印象〜。元々海苔がついているものもありますが、追い海苔をすればミネラルや食物繊維を増強! 海苔は、焼海苔、刻み海苔、青海苔、何でもいいです。焼海苔だとそれだけで食べてもおやつになりますよ(飲食店への持ち込みはご遠慮ください。または、お店の人に了解得てから使ってくださいね)。

【塩】

現地調達した食材を宿のキッチンで料理するときに、とりあえず塩があれば料理っぽいものができあがります。家でいつも使っている塩であれば料理する親も加減がわかりやすいし、食べる子どもも「イツモノ カンジ〜」と安心して口にできます。

塩は味つけだけでなく、胃もたれや吐き気がしたとき、喉がイガイガするとき、疲れが溜まったときの薬としても重宝します。

【その他、ポニが持っていくもの】

海苔と塩よりは重要度は低いですが、醤油・梅干し・ちりめんじゃこもあると便利。この三つを海苔と一緒に湯呑に入れて、ポットのお湯を注げばお吸い物になるし、そこに道の駅やコンビニで買ったおにぎりをほぐし入れれば、雑炊がつくれます。醤油はお弁当用の小さい容器に1個、梅干しとちりめんじゃこもお年玉袋くらいのジップ付きポリ袋に入るくらいの量があれば、4人家族3泊分くらいのお守りになります。

ここで紹介したものは、どれもかさ張らないし、軽いし、常温で持ち歩けるものです。海苔・梅干し・ちりめんじゃこは現地で購入してもいいです。

お守りセット。わが家はバラ海苔派です。常温OKとはいえ、ちりめんじゃこは真夏は持ち歩きません。ゴマ、とろろ昆布、子どもが普段食べ慣れているふりかけなんかもいいですね
ポイント4・飲食店を選ぶときは、汁物がありそ〜なジャンルを選ぶ

外食好きな私調べでは、大体の飲食店に何かしらの汁物があるよねーって感じ。だから、激辛料理専門店以外なら私はどんなジャンルのお店にも親子で入ります。汁物があれば、そこに別皿のチャーハンやら、魚のほぐし身やら、豆腐やら入れて、こどもごはん完成♪ 私のオススメジャンルは、居酒屋さん。おにぎりや麺ものをはじめ、季節野菜のおひたしのような和出汁を使った小鉢があるし、その土地の郷土料理を出しているところも多いから。おでんがあればさらにありがたーい♡

子は、ごぼ天うどんのごぼ天をかじっています

串カツって、子どもが食べやす〜い。けど、寝落ち寸前で食べているときは、串で喉を突かないように注意しましょうね

おでんの大根食べとけば、なんか安心

この顔見たらさ〜、アイス食べちゃだめって言えんよな〜


え!? お酒のつまみは、塩分や油が気になる?? そういうときは、お店出た後に焼海苔かじって、デトックスデトックス! それから、「2〜3日くらい乱れても、よかよか〜!」と笑っとったらいいっちゃな〜い👍 “笑い”は発散の気ですから、ちょっとした悪いもんは追っ払ってくれますから〜(とか、ちょっとだけ薬膳師っぽいことを書いてみる)。

小上がり席があると親も子も抱っこの休憩ができて、ありがた〜い

お店によっては子連れ不可だったり、子ども連れで座りにくい席しかなかったりがあるので、必ず予約時に確認するというのもわが家のお店選びルールです。

 

 

旅行を満喫して帰宅した翌朝は
炊きたてごはんとみそ汁で日常をスタート

「よかよか〜」と旅行を楽しんでる私でも、これだけは大切に守っているのが、帰宅後の朝ごはん。非日常から日常に戻るとき、いつもどおりの朝ごはんを用意することで気持ちもおなかもリセットできます。いつもの場所、いつもの時間、いつもの手順、いつもの香りと味。大人だって落ち着くねー。この“いつもの”が守られているからこそ、“いつもの”からちょっと飛び出す旅行が楽しいんでしょうね。

「え〜、きょうは ようちえん いくの〜」とでも言いたげな顔だな笑



今回紹介したポニ家の旅行のときの子どもごはんは、食物アレルギーがなく、食周りに医療的なケアが不要な子の場合です。親子の時間の過ごし方は、親子の数だけある。みなさんの「わが家の場合は〜」な旅行の楽しみ方はどんなんですか? 今度会ったときに聞かせてくださいね〜。

 

みんなとわが家の親子の食卓が
笑顔で満たされる時間になりますように

 

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オヤコノ | 伊都安蔵里

 

■オヤコノの仲間・ハピネス保育園のホームページ

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